託された無念を引き継ぐ

手続きをするわ。「嗚呼なんつーことだ。神よ」やめて、幾ら嘆こうと、彼は還らぬわ。「でも!」バカ!「ひっ」

私達がずっと泣いてちゃ、恐らく成仏できず、一生この世を彷徨う事になるのは必須!それで良い訳?「姉上」分かった?故人が出来なかった、託された無念を引き継ぎ守ってく。叶える、それが使命。

「分かったよ。俺が甘えちゃ駄目」ううん、気持ちは分るわ。「有難う。全力でやり遂げる!」頑張ろう!「でも意外にあっさり終わるな、拍子抜け」もう複雑に、色々と面倒を希望?

「ちげーけど。ほら予想じゃ色々手間暇要し、丸一日ぐらいは拘束されっとばかり」んな面倒しちゃえば、他の人まで完了せんじゃろーが。

「確かに」さっ早く終わらせ、夕飯を用意せねば。「夕食メニューなんだい?」コロッケ。「また?」我が儘言わんで頂戴、結構高額な材料よ。「安物じゃけぇ。飽きたわい」はぁ、困った弟だこと。